2024/04/24 23:37


人前で話すとき、頭が真っ白になってうまく話せない…。

大一番なのに、失敗する姿が浮かんできて練習の成果を発揮できない…。
ほとんどの方が経験したことのある「緊張」ですが、なかにはアガり過ぎてしまう方もいるのではないでしょうか。

今回は、そんな方に一度試していただきたい、精油を用いたリラックス法をご紹介します。
本人にとってはかなり深刻な問題ですが、もしかしたらそれ、精油が解決してくれるかもしれません。
簡単かつどこでもできる手法なので、騙されたと思って一度試してみてください!


準備するもの
精油とティッシュ。この2つだけです。

精油は、あなたが好きな香りであれば何でも構いません。
香りは、脳の中の自律神経やホルモンバランス、感情を司る部分に直接情報を伝達することが分かっています。
私たちはこれらの部位の働きを認識することはできませんが、無意識のうちに常に身体に影響を及ぼしています。

そのため、あなたが好きな香りを嗅ぐと、感情を司る扁桃体という部分が無意識のうちに良い気分になります。
逆に「緊張」は、意識的にさまざまな思考を巡らせ、それが身体の各部に伝わった状態です。
そうして発せられた危険・警戒信号により、気付いたら汗をかいていたり手足が震えたりします。

このように、私たちの身体は脳と密接に連動しながら、意識できる部分と無意識の間を常に往復しています。
ですので、意識的に嗅ぐことで無意識に良い気分になることのできる香りは、その意味ではかなり特別なものだと言えます。

香りが脳に伝わる仕組みについては、別の記事でご紹介してますので、そちらもぜひ読んでみてくださいね!

また、ティッシュに関してはどこにでもあると思います。
持ち運ぶ必要があるのは、あなたの好きな香り1つだけでいいわけですね。
精油リラックス法は、この準備の手軽さが魅力です。



3分で実践できる!
香りが脳に伝わる速度は、なんと0.2秒以下だそう。
緊張して他のことを考えられない!という方でも、この0.2秒で良い気分が身体に伝播していきます。
少しの間だけでも、意識的に良い気分の刺激を送り込んであげることで、不安な気持ちを和らげることができます。

今回実践していただきたいのは、約3分でできる3ステップだけのちょっとした瞑想方法です。

①ティッシュに垂らした香りを嗅ぎながら目を瞑る
②それぞれ5秒以上かけて、吸って吐く(深呼吸)
③1,2分ほど深呼吸をしながら、呼吸・香りだけに集中する

これだけです。
深呼吸をすると心が落ち着くという研究結果はたくさんありますし、昔からよく言われていることなので分かりやすいかと思います。
そこにプラスして精油の香りを嗅ぐことで、偏桃体が良い気分になります。
また、呼吸に集中することで思考が一旦止まるので、危険信号を出していた脳の緊張が和らぎます。

コツは「余計なことを考えない」。
この3ステップが終わったら少し落ち着いていると思いますが、その後は大きくゆっくりと呼吸をすることに、とにかく集中しましょう。
呼吸に意識を向けると変なことを考えにくくなるので、ぜひ一度試してみてください!



まとめ
今回は、どこでも簡単にできる精油リラックス法をご紹介しました!

緊張って何度経験しても慣れないものですよね…。
ちなみに私は、寝る前に次の日の予定が不安なときなど、落ち着かなければわりとすぐに香りを嗅ぎます(においフェチなので…)。
とても簡単な方法ですが、これが意外にも心を落ち着かせてくれます。

試していただくと、香りの力はこんなに大きいのか!と実感してもらえるのではないでしょうか。
あなたもぜひ、香りの素晴らしさを体験してみてくださいね!


精油を習慣として日常に取り入れる方法について、別の記事でまとめています。
興味のある方はそちらも読んでみてくださいね。